子供のほくろ
子供の顔に大きくて目立つほくろがあると、子供本人も気になるでしょうが、親御さんも気になって仕方がないのではありませんか?
子供同士ですと、相手の気持ちへのいたわりがまだ分かっていない分、見て思ったことをそのまま口にしてしまいます。
学校でほくろをからかわれて泣かされたり、傷ついたりすることはしばしばるでしょう。
場合によっては、トラウマとなってほくろに強い劣等感を持ってしまい、ひきこもりや登校拒否のきっかけになってしまうこともあるようです。
お母さんとしては、そんな子供の様子は見るに耐えないですよね。心配しすぎて、子供にほくろ取りをさせようと考えている人もいるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。確かにほくろ取りに年齢制限はありません。
局部麻酔の痛みに耐えられて、施術中も我慢して動かないでいられるのならば、ほくろ取りは何歳でも技術的には可能です。
しかし、子供のほくろ取りは、成長過程の手術のため傷跡が残る可能性が大人よりもあります。
更に、ほくろを取ったその部分に、以前よりは多少小さいかもしれませんがまたほくろが復活する可能性もあるのです。
おそらく大部分のお医者さんも、悪性と判断できるもの以外はほくろ取りの手術はすすめないでしょう。
ほくろが大きくなったことを心配する親御さんもいらっしゃるようですが、子供の場合は体の成長にあわせて大きくなっているだけのこともあります。
お医者さんに診てもらって、異状なし、と診断されたなら心配する必要はありません。慌ててほくろ取りをしなくても大丈夫です。
ただし、そのほくろが急に6ミリ以上の大きさになったなら、直ちにお医者さんに診てもらってください。悪性の可能性があります。
子供のためには、まだ幼いうちには極力ほくろ取りをするのではなく、親だからこその優しい方法で、子供の心を慰めて助けてあげることがいいと思います。
「ほくろはチャームポイントだよ」「人と違う印なんだよ」「個性が流行っている時代だから、みんなと違うのはいいことだよ」「ほくろのおかげでみんなにお名前を覚えてもらえるよ」など、ポジティブな考えをたくさん言ってあげるのも一つの案ですね。
それでもどうしても取りたいと、子供が言うのでしたら、「今手術をすると、傷跡が残ってもっと目立ってしまうよ。大人になると皮膚が強くなって傷跡が残らなくなるから、その時にしようね。お楽しみはもう少し後まで待っててね。」と優しく言ってあげるといいでしょう。
子供もある程度の年齢になると、自分で何とかする手段を見つけることでしょう。それまでの親の務めは、できるだけ体に傷をつけない方法を選んであげましょう。
やがて子供が働いて自分で稼ぐような年ごろになった時、「ほくろ取りをしたい」と言ったなら、何も言わずに認めてあげるといいでしょう。
大人になっても気になっているのでしたら、それまでずいぶん我慢をして、様々な苦労を乗り越えてきたことが想像されます。
そこのところをわかってあげて、ほくろ取りに賛成してあげてくださいね。
一方で注意したいのは、子供のころに外遊びをしていると、どうしても紫外線をたくさん浴びてしまうことです。
大人とは違ってすぐにほくろやシミになるのではありませんが、小さいころからの紫外線の蓄積が、成長してからほくろやシミを作ってしまうことがあります。
日焼け止めは子供のころから塗る習慣をつけるように、よく看てあげるといいでしょう。
ご自身がほくろやシミ・そばかすが気になっているなら、子供も一緒にケアしてあげましょうね。
